Fat Dog 120 参戦記 (その3)
その1はこちら
その2はこちら
ではいい加減スタートします!
【Start 0km - A1 Cascade 5.5km 259mD+】
A1までは小刻みなアップダウンの走れるシングルトラック。
初海外レースで勝手が分からないのでほぼ最後尾からスタートしましたが
50人しかいないし皆すぐ譲ってくれるので渋滞とは無縁で快適でした。
初のカナダの山は北アの樹林帯の湿度をちょっと下げたような感じ。
この辺りは割と広葉樹も茂ってて明るい森です。
ただ走ってみるととにかくトレイルが固い!
森は似ていても日本の低山みたいなふかふかトレイルとは別物でちょっと驚き。
地質の違いですかね。
今回はサロモンのS/Lab Ultraを履きましたがHOKAで来れば良かったかな。
そんなことを考えながら走っているとA1に到着。
まだ始まったばかりなのでフラスク満タンにしてすぐ出発します。
なおエイドに記録係の人がいるのでゼッケン見せて
通過を記録してもらいます(手書き)。
これで管理できるんだからやっぱ人数少ないんですね。
【A1 Cascade 5.5km - A2 Turameen camp 21km 1180mD+】
ここからいよいよ本番という感じ。+1100mの峠越えです。
なおこの日は1日雨の予報で割と萎えてましたが今のところ曇りでもってる。
このまま頼むよー。
大きな針葉樹の間を縫って走る。カナダっぽい。
標高が上がるにつれて細かったり軽い藪漕ぎだったりのシングルトラックに変化。
先は長いので慌てず進みます。
前日に今の時期はWild flowerが綺麗だぞ!と聞いてましたが
確かにコース上至る所で青白黄の花々が咲いてました。いいですねー。
岩山の横の峠を越え、
湖など眺めつつ静かなトレイルを進みます。
日本のレースみたいに序盤はロードや林道でばらけさせて、
みたいなのは一切なくひたすらシングルトラックなので
ひーひー言ってる割にあまり距離は進みません。笑
スタートから4時間弱で21kmのA2に到着。
まだ1/5も進んでないけど思ったより疲れてるなーという感じ。
【A2 Turameen camp 21km - A3 Dick's cabin 39km 769mD+】
A3はドロップバッグを受け取れるポイントなので
とりあえずそこまで頑張ろうと出発。
このセクションは大きな登りはないけど徐々に標高を上げていく。
膝まで漬かる渡渉があったけど湿度が低いせいか走ってたらすぐに乾いた。
もう既に疲れてきたので自分も周りのおっちゃん達もだらだらの走りになって
なんとなくパックができる。
ざっくり話した感じカナダの人アメリカの人で半々くらいみたい。
アメリカのトレイルもそのうち走ってみたいですね。
この日初めての林道に出る頃になると天気予報大外れで晴れてきた!
テンション回復してA3までの最後の登りをパワーウォークで頑張る。
7時間くらいで39kmのA3到着。あー腹減った!
体が死ぬほどコーラを欲していたけど机においてない。うっそやろ。。
けど聞いてみたら奥から出てきて歓喜の雄叫びを上げる。ウケてた。
ここのエイドに限らずこのレースのボラの皆さんとにかく世話を焼いてくれる。
ここも入るなりエイドのドンみたいなおっちゃんがフラスクに水入れるか?とか
サンドイッチ焼くけど食うか?とかひたすらやってくれる。
チーズサンドまじでうめぇ。
小規模だからこそなのかすごいHeartwarmingな感じで感動しました。
ここではゆっくり休んで着替えも済ませてだいぶ回復。
おっちゃんにお礼を言ってさぁ行くぞ中盤戦。
(その4に続く)