2018 UTMF STY (その3 スタート~A2麓)
さていよいよスタートです!
【スタート 0km - W1 粟倉 15km】
こんな大きなレースで前の方にいくのは恐れ多いので後ろの方に並びます。
リザルトで確認するとゲートをくぐるまで1分半ほどかかっていましたw
こどもの国を出るとすぐ林道へ入りここからW1まで緩やかに下っていきます。
最初の2,3kmくらいは人口密度が高く自分のペースで走るというより
周りの流れに流されていきます。
先は長いのでペースはキロ6~7分、
心拍は150を超えないようとにかく抑えて走ります。
単調な区間なのでA1以降のプランを確認しつつ疲れないことを優先。
W1到着タイムは01:38, 順位が721/995。
ボリュームゾーンの一番後ろくらい。だいたい予定通り、慌てんなよ、慌てんな...
疲れはないので水を一杯もらって早々に出発しました。
【W1 粟倉 15km - A1 富士宮 22km】
W1を過ぎるといわゆる鉄塔道のフラットなトレイル区間に入ります。
やっぱトレイルはいい!道は草地のふかふかトレイルなので快適。
ちょっとテンション上がって徐々に前の人をパスしていきます。
途中何度か谷や沢を横切るため軽い渋滞が発生しますが
そこまで深刻なものはありませんでした。
(ただ来年のUTMFは2400人一斉スタートだとすると大きな渋滞になるかも…)
A1到着タイムは02:40, 順位が633/995。
この先A2麓までがSTYでは最長区間且つ核心部の天子山地となるので
パンと果物、持ってきたベスパでしっかり補給します。
ザックに入れてきた空のフラスクにも給水してもらい500×3本で1.5L持って行きます。
エスケープがない天子の稜線上で水切れだけは避けたいですからね。
【A1 富士宮 22km - A2 麓 50km】
さていよいよ核心部です。
けどA1を出てから登りに取りつくまではまだ8km程富士宮の街を横切ります。
コースの先に見える天子の稜線はガスっているようです。
スタートから30km走ってようやく登り。
抑えてきたとはいえさすがに多少は疲れてますw
最初のピーク天子ヶ岳までは700m直登なのでここは完全歩きで行きました。
キロ15~20分くらい。
一度試走しているのであとどれくらいか把握できるのが有り難かった。
ガスに包まれた天子ヶ岳頂上。
淡々と登ってきたためかそこまでヘトヘトにはなってません。
ジェルを一つ飲んで稜線へ出ていきます。
ここから天子ラストの熊森山まではアップダウンを繰り返しながら徐々に上り。
広い所は走れますが痩せ尾根でガレてる所もあるので
ペースはキロ10~20くらいで上下してました。
途中でパックに追いつき着いていきますが
これパックというより大名行列になってるな...w
先頭の海外ランナーさんから数十人が繋がっています。
日本だと後ろから速い人が来るとどうぞどうぞって感じで
みんな譲り譲られながら走ることが多いかと思いますが
海外だとあまりそうゆう文化はなくて抜きたいんなら自分でなんとかして
抜いてけよって文化なのだとどこかで読んだ気がします。
これは良し悪しの問題ではなくそうゆう文化の違いなのでしょうね。
国際色豊かな大会ならではかなと思いました。
エクスキューズミーと声をかけて抜かせてもらいました。
続いてレースのプランを立ててるときに気付いたのですが
予定通りだとこの辺りで来るはずです。
そう3時間遅れでスタートするUTMFのトップが。
確か長者ヶ岳と熊森山のちょうど中間地点くらいだったと思います。
小さな下りに差し掛かったところで
後ろからガサガサガサッ!!!!!と尋常ならざる音がして
ついに来たか!と思って後ろを振り返ると
その瞬間にはもうパウ・カペル選手が自分の前に出てました。
え、なんだあれは…走るというより飛んでいる…
UTMF組の皆さんはSTY組を抜かなければいけなくて
ご迷惑をおかけしたと思いますが良いもの見れましたw
いやマジで凄かった。世界のトップってあぁなんだな...
その後日没を迎えてから熊森山のピークに到達。長かったー!
ここからは大会用に切り開いて頂いた激下りトレイルを下って舗装林道へ。
そこから更に下った後A2に向けて緩やかな登りのロードとなります。
この辺りでさすがに疲れが出てきて
走らなきゃいけないんだろなーって緩い登りで歩きしかできなくなってきました。
残り少なくなった水をちびちび飲みながら進んでいきます。
そしてやっと待ちに待った灯りが見えてきました。
A2 麓に到着!!タイムは08:40。A1から6時間弱、長かったー!
順位はまさかの429/995。山の中で200位くらい上がっていてびっくりしました。
まずお目当ての富士宮焼きそばをがっつきます。
あぁ炭水化物~美味しすぎておかわりしました。
次いでお腹を満たして落ち着いたところで周りを見渡して
お目当ての場所を発見。エイドの建物を出て移動します。
ここでは残念ながらMFに落選した会社の先輩と
最近トレラン沼に引きずり込んだ後輩に私設サポートをお願いしていました。
サポートエリアで2人と合流し事前に預けていた荷物を受け取り。
ここで気温が下がる後半に向けウェアを全部着替えました。
乾いた服暖かい...ありがてぇありがてぇ…
2人はやれ寒いだのお前の走りはどうでもいいから
俺は丹羽薫さんが見たいだの色々言ってましたが
雰囲気を楽しんでくれていたようで何よりでしたw
ここでは30分程がっつり休んで体力回復。
2人とがっちり握手して必ずゴールすることを誓います。
こうして応援してもらえることでほんとに元気が出ました。感謝感謝です。
さぁいざ後半へ!
続きます。
2018 UTMF STY (その2 受付~スタートまで)
4/26(木)レース前日
レースは4/27の12時スタートなので当日受付でも問題ないのですが
ゴール会場の雰囲気を見てみたかったので木曜午後から有休をもらって河口湖へ。
ちょうど受付が始まる時間に着きましたがもう結構並んでいますね。
周りの人がみな超絶速そうに見える。
まずここで驚いたのが周りの中国語率の高さ。
声の大きさと相まって日本語より全然たくさん聞こえます笑
アジア圏で人気なんですねー。
受付では一通りの必携装備を確認され問題なくクリア。バンドをまいてもらいます。
ここで参加賞も受け取ります。
UTMFすげーと思ったのはまず参加賞ですね。量がはんぱない。。
・参加賞Tシャツ
・スポーツタオル
・手ぬぐい (GOREのロゴと富士山のデザインでカッコいい)
・ゴミ入れ (これが便利で以後のレースでも毎回使ってる)
・粉飴
・トレイルバター
受付を一通り終えてからブースが集まってるエリアへ。
まずお目当てはノースフェイスのブースです。
関係各所から大会記念Tシャツの調達を頼まれていたので買い出しに行きます。
が…ない。あれ??おかしいぞ???
と思って店員さんに聞いたら速攻売り切れたとのこと。うおーマジすか!!
幸い明日のスタート会場でも販売するとのこと。
朝の仕事がひとつできました…笑
あとはサロモンのブースでメルマガ登録してキャップのプレゼントに申し込んだり。
フィニッシャーキャップもらえるように頑張ります。
用事が済んだらそそくさと静岡の自宅へ退散。
ウルトラトレイルの前日に家で寝られるのはほんとありがたい。。。zzz...
4/27(金)レース当日
6時前に家を出てゴール会場近くの北麓駐車場へ。
ここに車を止めて大会バスでスタート会場の富士山こどもの国へ向かいます。
なおゴール会場はブースエリアを除くとあとは着替え用のテントくらいで
ランナーが休むような場所はあまりありません。
なのでゴール後どうするかは事前によく検討しといたほうがいいです。
最寄りの温泉に入ってから帰るにしても
自分の時は芋洗い状態とのことで入場制限されましたw
話を戻すと1時間弱バスに揺られてこどもの国へ。
スタートは12時ですが8時前に着きました。
到着後まずはノースフェイスのブースへ。Tシャツ購入して勤めを果たします。
これでレースに集中できる...笑
なお大会バスを使うと待ち時間が長いことは把握していたので
預け入れ荷物の中に普段キャンプで使っているヘリノックスを入れて行きました。
自分が持ってるチェアツーは頭まで背もたれがあるので
スタートまで軽く寝たりしつつ快適に過ごせました。これは正解だった。
あとはここでもブースを冷やかしたりしつつ待ちます。
Buffのブースにカッコいいキャップがあったので衝動買い。レースもこれで行きます。
(その後も使い倒してへたってきたのでもう一個同じのが欲しいのですが
この時のBuff代理店が撤退した後国内で売ってるとこがありません…ヘルプ...)
なにはともあれトレラン始めて4年余りでSTYのスタート地点に立ちました!
行ってきます!
続きます。
2018 UTMF STY (その1 試走とレースプランニング)
今日から今年のSTYについて振り返って書こうと思います。
2019年からなくなってしまい少し残念ですが
一旦最後となる2018 STYを走らせて頂けて感謝です。
ミドル距離のレースをやっとこさっとこ走れるようになった程度の
へっぽこランナーによるSTY挑戦のレポです。
OSJ奄美の後は予定していた静岡マラソンを肉離れでDNSなどあったものの
月間100~150kmくらいは走ってSTYに向け徐々に体を作りました。
また基本的に初めて走るトレイルを楽しみたいので
大会の試走はしないタイプなのですが、
STYは近所且つ目標としていた大会ということもあり何度か試走に出掛けました。
田貫湖発着で天子山地を1周。
最初の700m直登は完全歩き。稜線出てからも岩がゴロゴロしてたりして
ペースはあまり上がらなさそう。
アップダウン続くが走りやすいサーフェイス。
パノラマ台からの下りはちょっと急なので足に来てると辛いかも。
キャンプのついでに足和田山。登りはゆるやか。
自分のポリシーに反するので少し悩みましたが、これら試走のおかげで
本番のペースを割と綿密に検討することができました。
公式サイトにも書いてありますが関門時間は完走の目安ではありません。
山で要する時間から逆算してざっくり以下のようなレースプランを立てました。
12:00 0km スタート 富士山子供の国
A1富士宮までの下り基調はキロ6~8分くらいで無理しすぎずサボりすぎず
14:45 22km A1富士宮
天子山地は30km走った後なので試走のタイムに+45分程度とる
21:00 50km A2麓
A2では大休止、A3本栖湖までは登り基調なのでゆっくりめ
24:00 60km A3本栖湖
A4までは夜間のトレイルなので余裕見ると時速4km強くらい?
03:00 72km A4精進湖
あとは気合と根性w
08:00 92km ゴール 河口湖
天子を除けばSTY(UTMF前半)は走れるロードとトレイルが多いので
潰れず自分のペースで動き続けられるかがカギになりそうです。
続きます。
2018 OSJ奄美ジャングルトレイル50K (その2)
レース当日の朝、曇りで昨日と違って肌寒いです。
まぁ走り出せばちょうどいいですね。
ちなみに3月開催の時は(18年は2月)
もうちょっと暖かいそうですがハブが出るそうですw
ワンウェイコースなのでスタート地点まで大会バスで移動します。
宇検村役場からスタート。
50kで参加者は100人ほど。渋滞もなくアットホームでいい感じです。
まずはロードで島の中央を走る山の稜線へ上がっていきます。
時々道に動物の糞が落ちていますが地元ランナーさんによると
これがアマミノクロウサギの糞だそうです。糞見てちょっとテンション上がるw
(ブレてる…)ゆっくりとなら走れるかなーくらいの登り、
そして舗装路とガレガレ林道が交互に続きます。ゴール直前まで。
このレースにはSTY用にと調達したサロモンのSENSE rideで挑んだのですが
大き目の石がゴロゴロして突き上げが激しい林道に
柔らか目のソールがあまり合わない…
レース後は足底筋膜炎で苦しみ
コースに合わせたシューズ選びの大切さを学ぶことになりました。
SENSE ride自体は足にフィットする感覚は素晴らしく、
ふかふかトレイルメインの走れるミドルレースなどには向いてると思いました。
が、OSJの林道地獄にはキツかったw
24kmの第1関門(4時間制限)には3:05くらいで到達。
(関門への恐れから)ちょっと自分にしては突っ込み過ぎで
この後30~40kはペースが上がらず苦しみました。
その一方でエイドは最高!(画像なし)
奄美のふくらかん(蒸しパン)、ミキ(米麹の甘酒みたいなもの)など
美味しい名物ばかりで食べ過ぎました。
ミキは保存がきくのであれば本州へ密輸したいくらいうまかった…
その後40k過ぎたあたりからミキのおかげか元気も復活。
世界遺産候補の金作原原生林で南国っぽい雰囲気を楽しみつつ
最後数kmで出てくるトレイルを抜けると奄美の市街地へ帰還します。
最終的にギリギリ7時間を切ってゴール!
中盤は苦しかったですが最後まで潰れずにある程度のペースでは行けたので
冬の間走っていた成果がちょっとは出た気がします。
ゴール後は市内のホテルで表彰パーティー(ここでまた食べ過ぎ/飲み過ぎ)
に参加して翌日帰宅しました。
とりあえず食べ物が全て美味しいという印象が強く残った奄美大島でしたw
また機会があれば行きたいですね。ありがとうございました。
2018 OSJ奄美ジャングルトレイル50K (その1)
2018 4月終わりのSTYに向けて走れる大会の経験を積みたい、
けど1月2月って大会少ないよねと思って情報収集していて
OSJ奄美ジャングルトレイルを発見しました。
走れる(走らされる)コースだし暖かそう、
あと貯まってたマイルが失効直前だったので
びゅーんと飛んで奄美大島まで行ってきました。
初の鹿児島県!乗り換えで寄った鹿児島空港の焼酎で軽く酔いながら到着です。
海が青い!そして着いた日は日中半袖でいけるくらいの暖かさ。素晴らしいです。
奄美市内で前日受付してホテルへチェックイン。
スーパーの品揃えが本州と違って楽しい。
OSJ奄美の関門は
第1関門24kmが4時間、第2関門42kmが7時間半、ゴール関門54km9時間。
登って行く第1関門がポイントになりそうです。
そこまで行ければあとはなんとかなるでしょーということでおやすみなさい。
(その2へ続く)
2018年に至るまで
2018年に至るまでの過程を簡単に。
【~2016】
ダイエットがてら30kmくらいまでの大会をゆるゆる楽しむ。
やっと標準体重になる。
もっと長めの大会も出てみようかな、
中長期的にはSTYに出てみたいと思うようになる。
【2017前半】
距離を伸ばしつつSTYのためITRAポイントを取れる大会に出てみる。
菅平スカイライントレイル43k (3pt)
D-4100野沢温泉60k (4pt)
上州武尊スカイビュートレイル ミドル 72k (4pt)
全て後ろの方で完走。野沢温泉は後ろからトップ10www
夏はランをさぼって山ばかり行っている(主に南アルプス)ので
走れない大会(上州)が好きだと気付く。
【2017後半】
STYに応募、当選。やったぜ。
しかし2018のSTYは92kでゴール関門が20時間ということに気付く。
92kの2014年は24時間だったじゃないですか鏑木さん!!!
上州の72kで20時間弱かかっているので今の自分だと明らかに間に合わない。
春までに走れるようにならねば!!
ということで走れる大会
修行走 35k
武田の杜トレイルラン 25k
などに出て2017年は終了。
修行走は雰囲気が良い大会だった。今後もリピートしたい。